ファンタジーと一人旅と読書

ファンタジー小説やゲーム、漫画を中心とした備忘録。一人旅や日常の記録も。

四日間の奇蹟

 あらすじ

 指を失ってピアノを引けなくなった天才ピアニスト如月と、その指を失う間接的な原因であり、脳に障害を持つ少女千織。千織は天才的なピアノの才能を持っており、二人でピアノの演奏会を各地で行っている。

ある時山奥の療養所に呼ばれた二人は、そこで如月の後輩である真理子と再開する。無事に演奏会は終わるが、その後、真理子と千織は事故に合ってしまう。そして、3人は4日間の奇跡を体験する。

 

きっかけ

このミステリーがすごい!の第一回大賞という事で結構有名作品らしいのだが、「このミス」なんてチーム・バチスタの栄光ぐらしか読んだことない僕には全くピンと来ず。とりあえず友人に薦められるまま読んでみることに。このミス大賞ですけどファンタジー好きなら大丈夫ですよとの事。なるほど。

 

感想

読む前は結構嫌々というか読まず嫌いというか、借りたからには読まないとなぐらいの意識だったが、読んでみるとすごい引き込まれた。特に1章。主人公如月の今までと重い過去が突き刺さる。事故によって指を失い、生きがいを失う恐怖と絶望。そしてその原因でもある少女との生活。その内面の混沌とした葛藤が伝わってきて、1章を読み終わった時に凄い深いため息をついてしまった。そこから後はミステリーというかファンタジー展開が続く。よくある話だとは思うけども、会話の内容で飽きさせない。

あとがきにもあったが有名作品とテーマが同じらしい。けどミステリーとか国内のそういう本は基本的に読まないので最初から最後まで新鮮な気持ちで読めた。最後の展開も予想通りではあったけども、ものすごく丁寧に描かれていて素直に感動。友人がファンタジー好きなら~というのもよくわかった。ミステリーというだけで構えていた感はある。

昔ピアノを少しやっていた事もあって、作中で出てくる音楽知識、ピアノ曲はだいたい理解。こういう時に若干でも知識があると助かる。本を面白く読むためにも知識っているなぁとか思った。「月光」は実際に読みながら流した。心に響く。

 

 映画にもなってたんですね。PVをyoutubeで見たら割りと配役がしっくりきた。記憶が薄くなったら見たいかも。

四日間の奇蹟 [DVD]

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四日間の奇蹟 (宝島社文庫)

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